「LINE公式アカウントって無料で使えるの?」という質問をよく受けます。結論から言うと、無料で使えます。ただし、できることに制限があります。料金プランの仕組みを理解しておくことで、自分のビジネス規模に合った使い方が見えてきます。

LINE公式アカウントの3つのプラン

2026年現在、LINE公式アカウントには3つのプランがあります。「通数」とはメッセージを送った友だちの人数でカウントします。1回の一斉配信で100人に送ると100通消費する仕組みです。

プラン フリー ライト スタンダード
月額費用 0円 5,000円 15,000円
無料メッセージ数 200通/月 5,000通/月 30,000通/月
追加メッセージ 不可 不可 〜3円/通

フリープランでできること

月額0円のフリープランでも、以下の機能はすべて使えます。機能制限があるのは配信通数のみで、アカウントの基本機能は全プランで共通です。

  • テキスト・画像・動画の送信
  • 友だち追加時のウェルカムメッセージ(あいさつメッセージ)
  • キーワード自動応答
  • ステップ配信(友だち追加後の自動メッセージシリーズ)
  • プロフィール・自己紹介文の設定
  • リッチメニュー(トーク画面下部のボタンメニュー)
  • 友だち追加用QRコード・URLの生成
  • 友だち数の推移・メッセージ開封率・クリック率の分析

つまり、友だち数が少ないうちはフリープランで十分です。月に200人以内への配信なら、0円で運用できます。Form Flowでの構築案件でも、スタート時はフリープランをベースに設計することがほとんどです。

フリープランの注意点

月200通の制限は意外と少ない

たとえば友だちが300人いて全員に月1回配信しようとすると、300通必要です。フリープランの上限200通を超えるため、その月は追加で配信できなくなります。友だちが増えるにつれ、制限に引っかかるタイミングが来ます。

追加課金ができない

フリープランは月の上限を超えると、それ以上送れません。スタンダードプランのように追加料金を払って送ることができない点が大きな制約です。「月末にキャンペーンを送りたいが、もう上限に達してしまった」というケースは構築現場でもよく見かけます。

配信通数の上限管理のポイント:月200通の枠を使い切らないよう、一斉配信は「特定の属性に絞る(セグメント配信)」か、配信回数を月1回に抑えることで運用できます。

ライトプランに移行するタイミング

友だち数が200〜300人を超えてきたあたりが目安です。月額5,000円で5,000通まで送れるため、友だち5,000人に月1回配信するまでカバーできます。多くの中小店舗・個人事業主はライトプランで十分なケースがほとんどです。

「月5,000円かけてまで…」と感じる方もいますが、LINEの友だち1人あたりの単価を考えると、費用対効果は高いことが多いです。友だち500人に毎月1回配信できる環境が5,000円で作れるのは、他の広告媒体と比べてかなり安い。

スタンダードプランが必要なケース

スタンダードプランは大規模配信が必要な場面向けです。以下のような状況になったときに検討します。

  • 友だち数が5,000人を超えている
  • 月に複数回の一斉配信を行っている
  • セグメントを細かく分けて配信頻度が高い
  • 突発的なキャンペーンで大量配信が必要になる

スタンダードプランは30,000通の基本枠に加え、追加分を従量課金(〜3円/通)で送れます。大規模な店舗チェーンやEC事業者向けで、個人事業主や小規模事業者には通常不要です。

「無料でどこまでできるか」まとめ

状況 適切なプラン
友だち200人以下・月1回配信 フリーで十分
自動応答・ステップ配信・リッチメニューだけ使いたい フリーで使える
友だち200〜5,000人への月1回配信 ライト(月5,000円)
大規模配信・高頻度配信・追加課金が必要 スタンダード(月15,000円〜)

最初はフリープランで始めて、友だちが増えてきたタイミングでプランを上げる、という流れが自然です。Form Flowでは構築時に「現在の友だち数と配信計画」をもとに、最適なプランを一緒に考えます。

料金プランは途中でいつでも変更できます。フリーで始めてライトに上げるのも、ライトからフリーに戻すのも自由です。「まずフリーで動かしてみる」というアプローチで問題ありません。