整体院・接骨院の経営において、リピート率は売上に直結する数字です。一度来てくれたお客さまが次の予約を入れるかどうか、定期的に通い続けてくれるかどうか——この部分をLINE公式アカウントで仕組み化することができます。

有料ツールなしで実現できることを、3つの軸で整理します。

① ステップ配信——来院後のフォローを自動化する

友だち追加後に自動でメッセージを届ける「ステップ配信」は、LINE公式の管理画面だけで設定できます。GASや有料ツールは不要です。

設計例
  • 登録直後(あいさつメッセージ):歓迎メッセージ+次回来院時の割引クーポン案内
  • 3日後:「施術後の体の状態はいかがですか?」体調を気にかけるメッセージ
  • 7日後:定期的なケアのすすめ+予約フォームへの誘導
  • 30日後:「最近いかがですか?」再来院を促すメッセージ

一度設計してしまえば、新しく友だち追加した人全員に自動で届き続けます。スタッフが個別にフォローする手間が省け、来院後の関係維持が自動化されます。

② 予約リマインド——無断キャンセルを減らす

予約日の前日や当日に「明日○時にご予約いただいています」とLINEで自動通知することで、うっかり忘れによるキャンセルや無断欠席を減らすことができます。

予約リマインドはLINE単体では自動送信できません。Googleカレンダーと連携したGASスクリプトを使うことで、予約が入ったタイミングから前日リマインドまでを自動化できます。

Googleフォームで予約を受け付け→GASがカレンダーに自動登録→前日にLINEでリマインド送信、という流れを作ることで、予約管理の大部分を自動化できます。

③ 休眠顧客の掘り起こし——一斉配信で接点を作る

「3ヶ月以上来院がない方」に向けて、季節の体調メッセージやキャンペーン情報を一斉送信できます。LINE公式の管理画面から全友だちへの一斉配信が可能で、特定の属性(年齢・性別・地域)に絞り込むこともできます。

「久しぶりに来てくれたお客さまに、LINEがきっかけだったと言われた」——こういった声は、継続的に配信している院から聞こえてきます。

一度疎遠になったお客さまでも、LINEで定期的に存在を示すことで、「また行こうかな」というタイミングに思い出してもらえます。

④ 友だちを増やす——入口を整える

どれだけ配信を工夫しても、友だちがいなければ届きません。整体院・接骨院で友だちを増やすための基本的な設置場所は次のとおりです。

  • 受付カウンターにQRコードスタンドを設置
  • 施術ベッド横や待合室にポップを貼る
  • Googleビジネスプロフィールの投稿にQRコードを掲載
  • 初回来院時のスタッフ案内に「LINEで次回予約のご案内を送ります」と一言添える

「登録するとクーポンが届く」など、登録のメリットを明確にするとQRコードの読み取り率が上がります。

まとめ——仕組みを作れば、手間なく続く

整体院・接骨院でLINEを活用する場合、最初の設計に少し時間をかけるだけで、あとは自動で動き続ける仕組みができあがります。

  • ステップ配信:LINE管理画面のみで設定(GAS不要)
  • 予約リマインド:GAS+Googleカレンダー連携
  • 一斉配信:LINE管理画面から随時送信

「どこから手をつければいいかわからない」という方は、まず友だち登録の入口を整えることと、あいさつメッセージを設定することから始めてみてください。